11月18日 (金)  27号

 ギリシャは、人口約1千万人、面積は日本の半分位の小国ですが、古代ギリシャ文明は輝かしいものであり、アテネのアクロポリスには世界中の観光客が押しかけています。昨年のアテネオリンピックは、わが国にとってメダルラッシュで、とくに金メダルは史上最高の16個を数えました。アテネはオリンピックのおかげで、高速道路を始めインフラが格段に整備され、近代都市になったことは間違いありません。しかし、今ギリシャ政府が悩んでいるのは膨大な投資をしたこのオリンピック施設の有効利用と選手村など跡地の利用・開発をどう進めるかです。
施設は造ればよいと言うものでなく、利用と一体でなければならないことは当然ですが、それが仲々難しく、うまく行かない例は日本にもいくらでもあります。