10月4日 (水)  117号

安倍政権が発足し、10月2日(月)から4日(水)まで、衆・参本会議で各党の代表質問が行われますが、10月3日(火)午前、参議院自民党を代表して私が質問しました。持ち時間は30分間、代表質問ですので内容は多岐にわたります。
 その一つに政策決定のあり方を取り上げました。小泉方式を踏襲するのかどうか、小泉さんは与党の一部も抵抗勢力とし、あえて経済財政諮問会議などを重用して政策決定をし、改革を進めましたが、終盤に至っては与党との調整重視に転換しました。安倍さんは、官邸機能の強化を打ち出し、いち早く教育再生会議の発足を表明、日本版NSC(国家安全保障会議)の創設も示唆し、総理補佐官もテーマごとに5名任命、官邸スタッフも各省庁からノーリターンの公募制で採用しました。
わが国は、大統領制ではなく、行政権力が分散し、政府与党一体が建前の議院内閣制です。政策決定が有効に機能するには、安倍流のトップダウン方式を議院内閣制に合わせることが必要で、それがどう行われるか、興味ある実験となります。