2月28日 (火)  55号

小泉さんが総理に就任して、間もなく満5年になります。その間小泉総理は、一貫して、改革と言い続けて来ました。「聖域なき構造改革」「改革なくして成長なし」「官から民へ、中央から地方へ」「改革をとめるな」「改革加速」、ブレずに、頑固に構造改革に取り組み、不良債権の処理、民間主導の景気回復、道路公団と郵政事業の民営化、三位一体の 改革等懸案の大問題が、ともかくも形を整え、前進してきたことは、率直に評価すべきでしょう。
 しかし、改革は、それ自身が目的ではありません。
 小泉総理には、各般の改革により、どういう日本をめざし、どういう社会をつくって行くのか、今それはどこまで来たのか、改めて、この時点で改革の統括とともに、明らかにしてもらえたらと考えます。そして、総理の任期が、後7か月とすれば、この期間、何をされるのか、小泉改革の総仕上げは何なのか、これにもまことに興味があります。