2月7日 (火)  49号

政府の有識者会議が昨年まとめた「女性天皇・女系天皇容認」「男女を問わず第一子優先の皇位継承」の報告書をもとに、皇室典範改正案が検討されており、その是非が、大きな関心をよんでいます。 愛子さまが天皇に即位されることは「女性天皇」でも、過去10代8人の女性天皇と同じく男系女子ですから、その限りでは問題はありませんが、そのお子さまが即位されれば、父方をたどっても天皇につながりませんので、初の「女系天皇」となります。
 わが国の天皇制は男系の万世一系で2千年以上守られて来た誇るべき伝統・文化であり維持されるべきだという意見や、天皇制の存続・安定のためには時代の変化の中で天皇制が女系容認になることもやむを得ないという意見など様々ですが、大切なことは、このことを政局や政治問題には断じてしないことと、十分な理解に立って冷静に国民のコンセンサスを形成していくことだと考えます。