3月24日 (金)  62号

昨年8月末、私は乞われて岡山県農業会議会長に就任しました。今まで農業とは通り一遍の付合いしかなかった私には、いささか勉強を要することですが、就任して7か月を経、中央と県の会合にも出、関係者とも意見交換し、小泉構造改革の推進、とくに私が総務大臣時代に進めた「三位一体改革」と「市町村合併」が地域農業の振興はもとより、農業委員会系統組織のあり方にも、良くも悪くも大きな影響を及ぼしていることを知りました。 現在、農政そのものも、大きな転換期にあり、WTOでの各国との攻防もさることながら、平成19年から導入される新たな経営所得安定対策や米対策の見直しを成功させなければなりませんし、一部で選択制が提案されている農業委員会系統組織の今後の役割も十分、念頭におきながら、系統組織に正に期待されている「認定農業者などの担い手づくり」や「農地の利用集積の促進」に、成果を出すべく私を含め関係者が現在懸命にがんばりつつある実情を、この際、PRしたいと思います。