4月19日 (水)  69号

 4月13日、私も出席しましたが、自民・公明両党は教育基本法改正協議会を開き、改正案を正式に決定し、政府に法制化と国会提出を申し入れました。小泉総理は、それを受けて直ちに与党内調整に入るよう指示しました。
 現行法は前文と11条ですが、改正案は制定後の大きな状況変化を踏まえ、「生涯教育の理念」「家庭教育」「幼児期の教育」「学校、家庭および地域住民等の相互の連携協力」などを新たに追加し、前文と18条からなっています。「教育の目標」に「我が国と郷土を愛する」態度を養うという表現を盛り込んだほか、知・徳・体の育成、公共の精神に基づくことなども明記しています。
 私も協議会の席上、何点かの私見の開陳を考えましたが、この案のために払った自・公の検討会メンバーの長い間のご苦労とご努力を思い、ガラス細工のようなこの案に異論をはさむことは遠慮しました。私は、改正案がかりに100点でなくても、現行法より大前進だと考えますので、今後の与党内調整を見守って行きたいと思います。