4月21日 (金)  70号

 胡錦涛・中国国家主席は、訪米し、4月20日、ホワイトハウスでブッシュ大統領と会談しました。
胡主席の国家元首としての米国公式訪問は初めてで、両首脳の会談は、ブッシュ大統領が訪中した昨年11月以来です。首脳会談では、北朝鮮とイランの核開発を始めとする安全保障問題、それに、米国の対中貿易赤字拡大や、中国の通貨・人民元改革、知的財産権の保護強化策など経済問題が広範に取り上げられたと報じられています。
 両首脳は、米中協調を演出し、両大国が大人の関係であることをアピールしながら、米国側は中国に北朝鮮への影響力行使を強く求め、中国側は米国に台湾は中国の不可分の一部との主張を繰返したようで、両方の本音も見え隠れしますが、小泉首相の靖国神社参拝を巡って悪化している日中関係の改善問題についてはどう話し合われたのか、興味が盡きません。