4月4日 (火)  65号

 先週末の東京株式市場で、日経平均株価が5年7か月ぶりに1万7千円台に回復しました。これは、デフレ脱却や円安傾向、さらに企業業績改善への期待などから、外国人投資家が日本株を買い続けていることと、1月のライブドアショック以降、一時的に鈍っていた個人投資家の買い意欲が戻って来たことが要因だと言われています。今後、企業の決算発表が本格化する4月下旬から5月に向け、好決算を期待する買いが一層強まることが予想され、日経平均は1万8千円を目指すという見方が強いようです。
 株高は、企業の経営余力を高め、増資による資金調達を行いやすくするほか、業績アップの企業が、配当を増やし、雇用改善や賃金引上げに動けば、個人消費を押上げ、景気を下支えする大きな効果が出る、まことに、結構な展開になって来ました。