9月5日 (火)  109号

 今回の公式訪問の最後は、アメリカのフロリダでした。フロリダ州の愛称はサンシャイン・ステイト(Sunshine State)ですが、正に海に面して、太陽がいっぱいのところです。ちなみに、フロリダ州の名前は、16世紀スペイン人入植時に「花咲くところ」と呼ばれたことに由来し、マイアミの名前はインディアン語の「甘い水」という意味です。フロリダ州の面積は日本の約4割、人口は約1780万人で、全米第4位(まもなく、ニューヨーク州を抜いて第3位とのこと)、州内総生産は全米第4位、世界経済においては第14位の規模で、雇用増加率は全米第1位です。マイアミ都市圏は、人口約240万人、キューバなどヒスパニック系が目立ちますが、街ではいたるところクレーンが立つ建築ラッシュで、大変活気があります。
 マイアミ市街から車で約40分のエバーグレーズ国立公園を視察しました。施設らしきものは何もなく、直ぐエアボートに乗りましたが、これが最高速度90qで結構速い、しかし、国立公園は広大無辺、東京都の3倍の広さで、行けども行けども水草の湿地帯には驚きました。ユネスコの世界遺産に指定され、野生動植物の宝庫と聞きましたが、とくに各種の鳥と200万頭いるというワニには堪能しました。やはり、日本とはスケールが違います。