1月16日 (火)  147号

 私は、毎年2回は人間ドックに入ることにしています。1回は必ず東京逓信病院で、これは総務大臣時代から続いています。後1回は色々ですが、多くは参議院の医務室が行う定期検査です。年齢の割には故障が少ないものの、お医者さんからは毎回、もっと体重を減らせ、アルコールを控えろという注文が付きます。もうそろそろ、この注文、本気で聞かなければならないでしょう。
 さて、人間ドックの度にお医者さんから諸々の説明を受け、人間の身体の不思議さに驚かされます。どんな高次元のコンピューターも人間にはかなわない、その精巧、玄妙さには感動すら覚えます。しかもそれが親から子へ、孫へと遺伝されていく。村上和雄筑波大名誉教授の言われるように、地球上の生物の歴史の38億年かけて「サムシング・グレイト(偉大なる何者か)」が作り上げた最高傑作が人間かも知れません。さらに段々と、私は宇宙も、地球も、人間以外の生物も、空気も水も、様々な法則や原理も、何か大きな圧倒的な存在、「サムシング・グレイト」または「神」とでも呼ぶべきものによって作られたような気がしています。