10月27日 (土)  第212号「亀田一家について」

 10月26日午前9時から協栄ジム・金平会長と亀田一家の長男興毅君の記者会見をTVで見ました。興毅君がこの記者会見に5〜6分遅刻したことは頂けませんが、記者会見では彼なりに一生懸命、受け答えしていて、それなりに好感が持て、彼へのイメージが今迄と違って来ました。弟大毅君の出たWBC世界フライト級タイトルマッチ戦では、すでに有名なように、品のない反則を繰返し、しかもその反則を父史郎氏と興毅君が指示したとして、世論の袋叩きに合ったのはご承知とおりで、その謝罪、釈明会見に興毅君は父に代って出て来たわけです。
私は亀田一家についてはよく知りませんが、その特異な親子関係、変わった試合ぶり、パフォーマンス、傍若無人な言動など洪水のような情報からよい感触は持ちませんでしたし、一部のTV、雑誌などメディアの持上げ方にも異常なものを感じていました。亀田一家の方は、持ちつ持たれつでメディアを利用して、その虚像をよりふくらませて行ったと思われます。「奢る平家は久しからず」、批判も始めていたメディアは、今回の試合を転機に、一斉に徹底的なバッシングに転じました。無責任な見事な方向転換です。