10月4日 (木)  206号

ベルリンにて

 10月1日から、日本消防協会長としての用務で、ヨーロッパに来ています。来年5月、日本消防協会が総務省消防庁と協力して始めて開催する「消防団国際会議」に、CTIF(ヨーロッパを中心に五十数カ国参加の義勇消防の国際組織)総裁やドイツ消防協会(消防団100万人と青少年消防団25万人を擁する)長などに協力を要請するためで、連日がんばっています。
 始めにベルリンへ15年ぶりにやって来ました。前回の訪問は、ベルリンの壁がなくなって数年後で、東西ベルリンの格差は大きく、壁があった中心部は荒廃のままでした。あれから15年、見事に復活、国会周辺、内閣府、中央駅は自然や景観を生かした都市計画が行われ、ソニー、ダイムラーの民間活力による都市再開発も成功、大変な賑わいでした。ベルリンは緑地も多く、弱点とされた国際空港も整備中で、ドイツの持つ集中力からすれば、これからの発展も期待されます。
 政治はご承知のとおり、平成17年11月から、キリスト教民主同盟・社会同盟と社会民主党の大連立政権で、連邦議会(下院)614議席のうち448議席、連邦参議院(上院)69議席のうち44議席で超安定、メルケル女性首相も着実で、評判も上昇中ですが、付加価値税(消費税)は、今年1月から、財政健全化のため、16%から19%に上げています。