11月20日 (火)  218号

講演行脚と政局の行方

 このところ、講演行脚が続いています。11月12日は中日新聞の中日懇話会で浜松に、15日は内外情勢調査会の近畿支部総会で大阪に、17日は岡田直樹参院議員のなおき会セミナーで金沢に、19日は遠藤利明衆院議員の政経セミナーで山形に行って来ました。演題は「政局雑感」「これからの地方自治」等で1時間程度の講演ですが、皆さんの関心はやはり、今後の政局の動向にあるようです。
このところ、政局は目まぐるしく動き、参議院選挙以降、内閣改造と安倍総理の辞職、福田政権の発足、いわゆる「小沢の変」(大連立の仕掛けと挫折)、国会の混迷と予断を許さない状況が続いています。

 さて、今国会の最重要法案である新テロ特措法案の審議の見通しが立っていません。参議院での審議入りは19日は流れ、26日も難しいとの情報です。野党は、額賀大臣や久間氏に対する宮崎氏との同席問題などを大きく採上げることによって新テロ法案の会期内の審議未了を狙っているとの説があります。そうだとすれば新法成立には、国会を再延長し、1月12日の「みなし否決」を待って衆議院の3分の2の再議決しか方法がなく、そうなれば、野党は総理問責決議案を参議院に出す可能性があり、政局は一挙に緊迫した局面に突入しますので、11月22日、与野党の党首会談がセットされました。さて、結果はどうなりますか。