12月21日 (金)  227号

玉島地区の港湾整備事業内定

国会は再延長され、新テロ特措法の成立は越年となる見込みですが、与党税制改革大綱は波乱もなくまとまり、来年度予算編成作業も順調に進み、昨20日、財務省案の内示が各省庁に示されました。
 
岡山県関係の予算の目玉の一つが、水島港玉島地区の港湾整備事業の新規採択ですが、県、市当局はもとより、コンビナート関係者、倉敷市議会の強い要望を受けた経緯もあり、私も国土交通省等に、直接働きかけた結果、見事に第一次内示で認められたことは、まことにご同慶の至りです。

事業は、一つは東南アジア航路のコンテナー船の大型化と飼肥料貨物の効率的な輸送のため、多目的国際ターミナルとすること、それには、岸壁、泊地、航路ともに水深12mに整備するとともに、大規模地震への対策も併せて、耐震強化岸壁兼用としたことです。もう一つは、玉島ハーバーアイランドと水島立地企業の交通量が増加していることから、玉島と水島との間にもう一本、二車線の橋梁を架けることです。

事業総額は橋梁が274億円、岸壁その他が186億円で計460億円の想定です。事業期間は平成20年度から29年度の予定ですが、事業の緊急性からみて、できるだけ早い完成が望まれます。