2月27日 (火)  159号

 安倍内閣の支持率の低落傾向がとまりません。70%前後あった支持率が、ジリジリ下がって40%台となり、低いものには30%台後半も出、不支持率が支持率を僅かながら上回る調査も出て来ました。支持率低下の理由は、メディアの集約によれば「バラバラで頼りない内閣」、また、「改革にそれ程熱心でない内閣」と国民が受けとめていることにあるようです。私は、国民の受けとめ方がメディアの報道に左右されているようで腑に落ちない。総理のリーダーシップは声高なもの言いや
パフォーマンスではなく成果によるのであり、改革も敵をつくるよりはなごやかに・なだらかにというやり方もあると考えています。なるほど、70%以上の支持率というのは、安倍さんがあの若さで颯爽と登場し、中国・韓国への電撃訪問による関係修復や北朝鮮の核実験に対する毅然とした対応などの上に、ご祝儀もあって、一挙に人気が上昇した高い数字です。しかし、後は、メディアの安倍包囲網に押され、官邸の発信力ももう一つで、ズルズルと現在に至っていますが、今の支
持率も歴代政権の中で決して低いものではなく、一喜一憂することはありません。 政府・与党は、小泉前総理の言う鈍感力を持って、国会運営にも、これからの多くの選挙戦にも、一致結束することが肝要で、まず予算案、重要法案の早期成立と機敏な実行により安倍改革の成果を国民にはっきりと示すことです。