4月10日 (火)  171号

 平成の大合併以後、最初の統一地方選の前半戦が終了しました。ほぼ予想通りの結果で、首長選について言えば、石原東京都知事を始め、ほとんどが現職の圧勝でした。現職は知名度が高い上に、これまでの業績もあるし、日常活動が常時選挙運動につながり、有利なことは間違いありません。有権者も地方自治では変化を求めるよりも安定・継続を望むケースが多いようです。知事選の自民対民主の対決を3勝2敗とマスコミは報じていますが、民主は2県で相乗り、6県で候補者擁立ができず、これらは不戦敗と言うべきです。一方、議員の方は、数字上は自民党が減少、民主党が増加ですが、無所属扱いで当選した自民党系議員がかなり居て、実体は自民党は現状維持に近いでしょう。
 いずれにせよ前半戦の審判は終わりました。後半戦は4月22日が投開票日です。
平成の大合併による市町村議員の大幅な減少、選挙区や定数の相当な変更が自民党・与党にとって少なからざるマイナスだという指摘があるなか、合併を主導した私には今回の統一地方選の帰趨は大変に気になるところです。