5月22日 (火)  183号

岡山市の政令指定都市推進協議会で

5月20日(日)午後、岡山市で政令指定都市推進協議会総会が開かれ、私は「政令指定都市岡山の実現に向けて」の演題で約1時間、記念講演をしました。出席者は岡山市長、市議団、岡山商工会議所会頭始め各団体の代表者などに一般市民の8百人位だったと思います。岡山市も、平成の大合併により、平成17年3月に御津町、灘崎町と、本年1月には建部町、瀬戸町と合併し、今や人口は696,172人(平成17年国勢調査ベース)となっています。
政令指定都市の人口要件は、私が総務大臣のとき、合併支援プランにより弾力化し、それまでの100万人以上を70万人以上に引き下げましたので、近年の岡山市の人口増からすれば、政令指定を望む2年後の平成21年度には、どうにかクリアできそうです。
 私は、最近の地方自治をとりまく動き、新地方分権改革推進法の施行、道州制の導入論議などにも触れながら、岡山市が政令指定都市をめざすことには賛成だが、政令指定都市になれば岡山市の将来が直ちにバラ色になるわけではなく、市の努力によってはバラ色になる大きなチャンスを得るということで、それには今から政令指定都市として市民が共有できるビジョンを提示するとともに、政令指定都市にふさわしい行財政体質にするため徹底したスリム化を行う必要があることを指摘しておきました。