6月1日 (金)  186号

松岡農水相の自殺

 5月28日(月)正午過ぎ、松岡農水相が赤坂の議員宿舎で首をつっているのが発見され、大騒ぎとなりましたが、午後2時に死亡が確認されました。宿舎には遺書など8通が残され、覚悟の自殺と思われますが、閣僚の自殺は戦後始めてとのことです。松岡氏は農水族の行動派として有名で、声も大きく、外見も元気いっぱいという感じだっただけに自殺は意外で、私自身本当にびっくりしました。そして、5月29日(火)12時半、松岡氏の柩をのせた車を国会正門前で多くの議員とともに見送りました。このところはかなり疲れていたように見えましたし、国会での追及も厳しく、光熱水費の扱いの他に、緑資源機構の問題も出、相当懊脳された結果ではないか、松岡氏に対し色んな見方、評価はあっても、現職閣僚が死をもって購ったという事実は重く、私は松岡氏の心中を想い、そのご冥福を心からお祈りした次第です。
 メディアは定番的発想で、今後の政権運営や参議院選挙への影響をことさら誇大に採り上げていますが、私は、影響はあるとしても、中長期でみれば、それがプラスになるのかマイナスになるのか正直判らない、今後の政府・与党の懸案解決への姿勢如何でないかと申し上げて来たし、現在もそう思っております。