9月1日 (土)  第197号

 7月29日の参議院選挙は、平成元年の選挙と並ぶ自民党にとって歴史的な大敗になり、私も不覚をとりました。選挙戦後半から状況は日ごとに悪くなり、政権や自民党に対する有権者の不快感が嫌悪感に変っていく様を実感しました。それでもという思いはありましたが、私が相手陣営にとって敵の大将であってその総攻撃を受けた上に、一部メディアのやや偏った報道も加わり、防ぎ切れず投票日を迎えました。選挙はどんな結果になろうが、本人にすべて帰するもので、敗戦の弁で私はこの結果は全く本人の不明、不徳によるものであることを述べ、政権も自民党もこの民意を尊重し、反省すべきは反省し、改めるべきは改めなければ今後生き残れないことを付け加えた次第です。
 安倍総理もこの選挙の総括を教訓に、8月27日の内閣改造、党役員人事を行い支持率上昇につなげましたが、問題はその成果です。