9月15日 (土)  201号

 9月12日(水)、私は某新聞社主催の帝国ホテルでの昼食会で、「大敗自民党の再生」という大変なテーマの講演を頼まれ、50分程話した1時10分頃、「安倍総理が辞意表明し、衆議院本会議の代表質問はとりやめになった」というメモが入りました。全く予想外のことで、私はビックリ仰天、それが中継中のテレビに映され、会も以降は騒然となり、早目に終わりました。
 すでにテレビ・ラジオ等で私なりの感想を申し上げて来ましたが、大方の指摘のように、何故最悪のこのタイミングでの辞意表明なのか、本当のことはよく判りません。参議院選挙後の続投表明、日時をかけての内閣改造、APECの出席、そこでの「職を賭す」発言、臨時国会召集、所信表明での決意と安倍総理の強い意向で進められて来た筈だから、それに対する衆参の代表質問は当然行われるものと誰もが考えていました。しかも、辞意表明が本会議の代表質問が始まる直前ですから、非常識と言われてもやむを得ないでしょう。総理は、翌13日(木)午前、検査入院しましたが、心身ともに疲れ切っていることは、最近の顔色、やつれた、ゆとりのない感じからして、十分にうかがわれました。それなら何故、周囲が体調不良として、辞意表明でなく、まず入院させなかったのか、疑問です。
ポスト安倍は福田対麻生の一騎打ちの様相です。