9月30日 (日)  205号

地方自治と私

9月26日(水)は、午後帰岡し、月2回水曜日、夜の6時半から始まる「おかやま適塾」の後半部分、「私の主張」というコーナーに出て、50分間「地方自治と私」について講演しました。思ったより聴衆も多数でした。幕末に有名だった緒方洪庵の適塾を模して、岡山でこれを主宰している馬場さんとも歓談しました。
今年は、地方自治法施行60周年に当たり、11月には記念式典も計画されるなど、節目の年です。この60年間、地方自治も大きな変貌をとげて来ましたが、私も地方自治に約50年間関って来、それなりの役割を果たしたと自負しています。私は、昭和33年4月、東大法学部を出て、当時の自治庁に入りましたが、自治庁は昭和35年7月に自治省に昇格、平成13年1月に、郵政省及び総務庁と合併して、総務省となりました。私は、奇しくも、最後の自治大臣を1ヶ月と、最初(初代)の総務大臣を2年9ヶ月やることになりました。「平成の大合併」「三位一体の改革」「住基ネットワーク制度」「広域消防システム」など、約3年の大臣任期間中私が提案し、推進したものです。評価は色々ですが、地方分権推進のあるべき方向では間違ってなかったと信じています。これから3年をメドに第二ステージの地方分権改革が始まります。地方自治は私のライフワークですから、私もぜひ参加したいと考えています。