4月28日 (月)  265号

4月27日施行の2つの選挙

4月27日(日)は、私にとって関係の深い2つの選挙が投開票されました。

 1つは、衆院山口2区補選で、事前の調査結果から予測されていたとおり、民主党の平岡氏の当選となりました。私も、4月14日、自民党の山本氏の応援に岩国市に入り、状況は好転、追上げムードにあることを私なりに実感して帰りましたが、翌15日から始った後期高齢者医療制度にかかる保険料天引きが、日が経つにつれ、この制度に対する広汎な批判を惹起し、与党に対する強い逆風となり、状況が反転、今回の結果となったと多くのメディアは報じています。

保険料天引きは、具体的な痛みを伴い判り易く、それだけに強烈なインパクトになったのでしょう。それにしても、行政側の事前の説明不足、準備不足は大問題で、この制度の定着には、必要な見直しを含め、今後、相当な努力が求められると考えます。

 さて、もう1つは地元岡山の倉敷市長選挙です。この選挙は、これまで市政を動かして来た現市長と前議長と前収入役による3つ巴の激戦で、結果は41歳の女性である伊東前収入役の勝利となりました。私が総務大臣の際、前市長に云われて、総務省の役人だった伊東氏を倉敷市の総務局長に送り、その後、現市長の要請で私も同意のうえ収入役に昇格した経緯もあり、諸々の因縁を感じています。伊東氏には、中四国初の女性市長として、41歳の若さを生かしながら、倉敷市政に、新風を巻き起してくれることを期待しています。