片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2013.08.02

801号 モーニングサロン(7月30日)での私の講演

 「トラさんのモーニングサロン・イン岡山」を何年ぶりかに再開しました。730日(火)の午前8時半から1時間私が講演、その概要は、次の通りです。

 ①参院選の結果は、マスメディアの予測の通り与党の圧勝で、全くの1強多弱体制となった。順風の自公両党が選挙協力をし、逆風の野党ができなかったのだから勝負にならない。ただし、自民党も投票率5割の得票率4割だから、実質の支持は2割しかない。与野党とも今後の立居振舞が問われることになると思う。

 ②わが党は、政治的に安定した安倍政権に対して、引続き是々非々路線で臨む。参院はそもそも与野党の垣根が低いので、「政局の府」でなく「良識の府」「熟議の府」に帰るべきだろう。野党協力は、政策ごとのパーシャル連合を当面は目指し、その積み重ねが野党再編につながることになるのではないか。

 2院制である以上、「ねじれ」はあるし、場合によっては「ねじれた」方が良い。問題は「ねじれ」の中どうやって与野党の合意形成を図るかだが、特例公債法改正案の例もあり、このような良き慣行を与野党でつくり上げて行くのが正しい方向だ。また憲法でなくても、法律や申し合せで両院の役割分担を徹底することもできる。

 ④アベノミクスの成功は、どこまで実体経済を良くし、実需を起こすかにかかっている。第一の矢と第二の矢は環境整備、第三の矢(新成長戦略)が本命だが、現状では期待薄、民間企業を中心に好循環を生み出さなければ真の経済再生はない。

 ⑤財政再建は第四の矢と言われる。PB(プライマリーバランス)の改善は言うは易く、行うは難く、来春の消費増税についても慎重論が増えて来た。財政再建ができなければ、国際的な信用を失い、市場の信認も低下することは確実だ。

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