片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2014.04.07

867号 TBS・「あさチャン!サタデー」(4月5日)での私のコメント

 45日朝、TBS・「あさチャン!サタデー」に出演しました。消費増税についての徹底討論でしたが、私のコメントの大要は、次のとおりです。

 ① まず、Q「消費税が8%で日本の景気はどうなる?」で、回答は与党は「良くなる」、わが党と民主党は「変わらない」、他の野党は「悪くなる」だ。46月期は駆け込み需要の反動減で悪くなるのは当然だが、7月以降がどうなるかが焦点。その際景気回復の主役は何か、それは「輸出」、「投資」でなく「消費」だろうが、物価が本年度3.3%上がるのに賃上げは2%程度、実質は「賃下げ」で元気がない。

 景気の腰折れ対策は、予算の早期執行、補正予算、追加金融緩和等がいつものパターン。しかし、いずれも第一の矢と第二の矢で、副作用も強く後始末も大変。今必要なことは、第三の矢である実効性の高い成長戦略(税制改革、規制改革)を打ち出し着実に実行すること、第四の矢である財政再建に着手することではないか。

 ② 次のQ「来年10月、消費税は10%に上がる?」には、条件付きのYes。条件の一つは景気の状況、増税をして減収になるようならしない方がよい。もう一つは国民の理解への努力だ。理解を得るためには国会議員の定数削減、歳費カット等の「身を切る改革」と信頼できる社会保障制度の確立は必須だろう。

 現在、国、地方の社会保障費は総額36.6兆円、消費税を10%に上げてもなお、20.8兆円不足する。社会保障制度に切込み、その重点化・効率化を図らない限り、消費税を上げ続けなければならない。わが党はかねてより、負担を年齢でなく所得、資産によることや公的年金制度の積立方式への移行、被用者保険(医療)の一元化、生活保護費への自己負担の導入等を主張しているが、真剣に検討されてよい課題だ。

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