片山とらのすけ

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2014.08.28

906号　「ズバリ！トラさん」（8月26日）での私のコメント

　8月26日、FMくらしき・「ズバリ！トラさん」に電話でラジオ出演しました。その際の私のコメントは、大要次のとおりです。

　①　広島市の土砂災害から6日が経った。自衛隊、消防、警察は必死の救援活動を続けているが被害は拡大、死者、行方不明者は82人となり、痛ましい限りだ。もともと広島市は土地の少ないところ、政令指定市となって人口が増える中で、周辺の傾斜地が新興住宅地となって行った。しかも地質は花崗岩系でもろく、集中豪雨があれば土砂災害は起こるべくして起こる。警戒地域指定の簡素化など、制度の改善・補強が各方面から指摘されている。

　②　内閣改造、党役員人事は9月3日に行われるようで、永田町など真偽をとりまぜた情報が氾濫している。人事権者は安倍首相一人なのに賑やかなことだ。石破氏の幹事長交代も焦点の一つ、幹事長としては長いし、前の総裁選のライバルだし、首相は代えたいと思っている筈だ。一方、石破氏は安保法制担当相は国会答弁専門となるし、当然ながら反対論の強い矢面に立つしで嫌なことはよく判る。ただし、今頃断る理由に首相と意見が違うからというのは、仲々通らないのではないか。

　③　景気の今後はどうなるか、当然良くなるという説と悪くなるという説の二つがある。4～6月期のGDP速報値△6.8%も、1～3月期の駆け込み需要の反動減で当然という見方と、落込みが思ったより大きいし輸出や設備投資までがマイナスになったのは問題という見方がある。次の7～9月期は＋3～4%となろうが、その上で来年の消費税の再引上げをどう判断するのか、どちらでも説明がつく状況になったとして、世論調査では、先延ばし・見送り派が大差をつけている。

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