片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2014.10.17

921号 NHK・「日曜討論」(10月12日)での私のコメント

 1012日のNHK・「日曜討論」に出演しました。テーマは、「どうする日米・東アジア外交」ですが、その際の私のコメントは、大要次のとおりです。

 ① 先だって、ガイドラインの見直しの中間報告が出た。17年ぶりの改定で、日米が安全保障において「切れめのない対応」をし、周辺事態の概念をなくして「グローバルな協力」をすることが柱だ。日米同盟の強化による抑止力の向上は評価したい。私にはグローバルには日本が米国の肩代わりをする代わりに、尖閣諸島では対中国に米国の加勢を頼むバーター契約の感がしてならない。

 ② しかし、集団的自衛権もガイドラインも現憲法下の制約下にあり、その解釈の枠内にとどまる必要があり、「歯止め」をどうするかが最大の課題となる。また、集団的自衛権絡みの諸法案の改正作業が遅れ、ガイドラインが先行して年内に決まることは順序が逆だ。年内に集団的自衛権の全体像を示し、ガイドラインとの関係を明らかにすべきで、場合によってはガイドラインの改定期限を延長してもよい。

 ③ 11月北京で開催のAPEC首脳会議の際、日中首脳会談は是非開かれる必要がある。開催に中国は条件を付けたい風だが、条件付きの首脳会談はあり得ない。今や現状は両国にとって何のプラスもないという認識が浸透しつつある。両国の海上連絡メカニズムの協議も再開した、この機会を逃すべきではない。そのことは日韓首脳会談も同様で、問題はあっても乗り越えて欲しいものだ。

 ④ 北朝鮮の拉致再調査は、要請を受けて平壌に日本調査団を派遣する方向のようだ。派遣には、最低限家族会の了承が必要だろう。それにしても、独裁国家で国民を管理している国が再調査云々など、私には納得できない。

             

お知らせ 1019日(日)午前9時から10時まで、NHK・「日曜討論」に出演します。時間の許す方はご覧下さい。

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