片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2014.11.05

926号 「やっぱり!トラさん」(11月3日)での私のコメント

 113日、FMおかやま・「やっぱり!トラさん」に電話でラジオ出演しました。その際のコメントの大要は、次のとおりです。

 ① 1031日に日銀が追加の金融緩和策を発表した。政策決定会合において4時間40分も論議し、最終的には54の僅差で決まったものだ。米国のFBRが量的緩和の終了を決めた直後というタイミングに、思い切った緩和策を打ち出したことは、世界中に驚きを持って迎えられ、ニューヨーク市場ではダウが新高値を更新、独仏でも株式市場が値上がりをする世界同時株高を生んだ。明日(4日)以降のわが国市場の反応がどうなるか、日経平均株価は16000円を超え、為替は1ドル=1123円程度と見込まれるが、日本経済波乱の幕開けになるのではないか。

 ② 来秋の消費税再引上げは、この年末に出る79月期のGDPの数値が決め手になろうが、現在以降の景気の動向にも大きく影響される。とすれば、日銀の追加金融緩和は、景気のテコ入れとデフレ脱却の援護策であるとともに、再引上げの側面援助となることは間違いない。一方で早くも、大型経済対策、そのための補正予算案等も取り沙汰されている。また、GPIFはこれまでの国内債中心の運用から国内株式にも重点を転換しようとしている。しかし、これらはいずれもアベノミクスの第一と第二の矢で、実体経済を良くする本命の第三の矢は射られていない。

 ③ 「政治とカネ」の問題は古くて新しい。事件や問題が起きる度にツギハギで制度を改正、補強して来ただけに、政治資金の入も出も複雑で判りにくい。また実務を処理するスタッフも劣化、国会議員も十分な監督責任を果たしているとは言い難い。この際政治資金制度全般を、抜本的に見直してみる必要性を痛感する。

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