片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2014.11.18

930号 「やっぱり!トラさん」(11月17日)での私のコメント

 1117日午前、FMおかやま・「やっぱり!トラさん」に電話で、ラジオ出演しました。その際のコメントは、大要次のとおりです。

 ① 衆院解散・総選挙は年内実施で、122日公示、14日投開票もほぼ決まった。解散権を持つ首相が公式に一言も言わないのに、すべてが確定するというのも不思議な話だ。この選挙の最大の問題点は、大義名分がないことだ。消費税の再引上げを延期するから国民に信を問いたいというのは理由にならない。関係法の附則に景気条項があり、延期は法的に許容されている。そのうえ議員任期の半ばにも達していないし、与党は衆院で3分の2を占める、その点からも解散する理由はない。

 ② 衆院解散・総選挙の理由は、今なら勝てる(負けない)からではないか。再来年衆参ダブル選挙となるのは公明党が嫌がる、来年の統一地方選後は地方議員が動かず、通常国会は集団的自衛権絡みの法案審議がある、景気も予断を許さない、とすれば野党の選挙協力が進んでいない年内しかないという判断だろう。来秋の自民党総裁選で再選を狙うなら、とにかくそれまでに衆院選で勝っておく必要がある。それが年内だとすれば、全くの党利党略であり、個利個略ではないか。

 ③ 79月期のGDP速報値は、悪くてもプラスという見方を裏切り△0.4%、年率換算で△1.6%という想像を絶する悪さとなった。個人消費は+0.4%だったが、前期が△5.0%だから反発力は弱い。設備投資も△0.2%、住宅投資も△6.7%と軒並み悪く、在庫投資もマイナスに寄与、輸出入では辛うじて輸出が上回った。民間調査機関は平均+2%台を見込んでいただけに内外のショックは大きい。この数字では、消費税再引上げの平成29年(2017年)4月までの延期は確実となった。

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