片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.01.23

946号 ミッドランド毎日フォーラムでの私の講演

 121日のミッドランド毎日フォーラムでの私の講演の大要は、次のとおりです。

 ① 師走選挙の評価は、安倍首相の作戦勝ち。強い方が奇襲で、与党が勝つべくして勝った。もう一つは、政、官、財界で一色だった消費税再増税やむなしの声を覆すには、総選挙による大勝利というカードを使うしかなく、それは見事成功した。気になるのは安全保障政策や社会保障制度改革でも白紙一任を受けたと首相が誤解していること、消費税再引上げでは、景気条項をはずしたこともある。

 ② 民主党新代表には、大方の予想通り岡田氏が選ばれた。ベテランで安定感はあるものの、十年前の代表だった。色んなエピソードがあるけれども、ニュー岡田氏となりうるのかがポイント。野党再編や政策連携は簡単に行かないとしても、一強多弱を打破するためにできることを積上げて行くべきだが、できるか。

 ③ 通常国会は26日開会。冒頭の本会議は財政演説だけで、首相の所信表明演説はないとのこと、総選挙後の国会では全く異例だ。やりたがらない与党もおかしいが、それを咎めない野党も問題だ。野党の主戦場は国会しかないのに、良いチャンスを逃すとは残念だ。来年度予算案などを年度内成立させるために与党はかなり乱暴な国会運営をする可能性があるが、野党は十分に対処できるか。

 ④ 地方創生はまったなしだ。先の国会で、地方分権のさらなる推進と自由な一括交付金の創設を柱とした対案を野党は提出した。しかし、地方創生には権限やお金もさることながら、それより「仕事」とくに「儲かる仕事」を増やし、それで雇用を創出、若者の流出を喰い止めることだ。東京など大都市圏から地方へ人の新しい流れをつくり出すことができるかどうかが肝要だ。

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