片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.02.06

950号 農業委員会制度の改革について

 農業改革の主要な一つに農業委員会制度の改革があり、現在政府・与党と関係団体間で協議・折衝が進んでいます。私も岡山県農業会議会長を務めており関係者の一人ですから、私見を交えて論点を示せば、凡そ次のとおりです。

 ① 農業委員会は、市町村に置かれた行政委員会で長い歴史と実績を持つ。その目的は、農地の保全を通じて農業・農村の発展を図ることで、その機能は地域の農地利用の最適化と言ってよく、具体的には担い手への集積・集約化、耕作放棄地の発生防止、新規参入の促進が中心となる。そして、それが安定的、効率的に遂行できる仕組みでなければならないが、そのあり方については見解が分かれている。

 ② 農業委員の選出はこれまで公選制であったが、実際は公選は1割しか実施されていないので、市町村議会の同意を得て市町村長が選任する制度にし、その際、事前に地域からの推薦、公募等を行うようにすることが検討されている。また、人数は現在の半数程度にし、人選は認定農業者や学識経験者、女性、青年にも配慮するよう提案されている。それらの方向は正しいとしても、一律論には抵抗がある。人数、人選などもっと柔軟にし、市町村ごとの裁量を認めても良いのではないか。

 ③ 農業委員会の指揮の下に「農地利用最適化推進委員」を置く案にも問題が多い。農業委員を半数程度に減らした見返りに置いたという人もいる。現在の案なら農業委員と推進委員との役割分担、権限配分等もよく判らないし、また待遇にもよるがこの委員の適任者が現在の農村に大勢いるとも思えない。農業委員の下にすることは明確にして、設置を始め人数やあり方などすべて市町村の自主性に任せることにしたらどうかと私は考えている。

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