片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.04.07

966号 「やっぱり!トラさん」(4月6日)での私のコメント

 頭書の番組に電話でラジオ出演しましたが、私のコメントは大要次のとおりです。

 ① 中国が一昨年10APEC首脳会議で提唱した、アジア・インフラ投資銀行について、創設メンバーとなるための期限である本年331日までに、イギリス、フランス、ドイツ等欧州主要国、ロシア、ブラジル、オーストラリア、韓国、ASEAN諸国など51の国と地域が参加を表明した。一方、これと業務内容が競合する可能性が高いアジア開発銀行の筆頭出資国である日本と米国は、ガバナンスの有無や出資の透明性に欠ける、国際金融機関が融資先に対して課しているのと同様の高い基準の有無に関して疑問がある、などとして参加を見送った。ただし、中国は日米両国の参加は待ち続けると表明している。設立は間違いなくできるとしても、この金融機関はビジョン、ガバナンス、融資政策、ドナー協調の4点で、責任ある態度を明らかにすることが、存続の必須の要件となると考える。

 ② 菅官房長官と翁長沖縄県知事の初めての会談が5日、那覇市内のホテルで行われた。菅氏は普天間飛行場の名護市辺野古への移設に理解を求めたが、翁長氏は反対する考えを改めて表明した。最初の30分間は公開、その後の30分間は非公開の会談で、両者の主張は平行線をたどったが、今後も対話を続ける方針では一致した。また、翁長氏は安倍首相との会談も要請した。そもそも、政府が会談に応じないことに、沖縄の民意を無視している、強権的だとの批判が強く、今回はそれを緩和することに主たる狙いがある。それぞれに言い分があり、長い経緯や背景から簡単に結論が出るわけはないが、今後とも対話を続けることは双方にとってメリットがあるし、事態打開の唯一の方向であることは間違いない。

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