片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.04.23

971号 「モーニングセミナー」(4月21日)での私のコメント

 421日に、モーニングセミナーを開催しました。恒例なので今回も、「政局雑感」と題して私は政局の動向等を話しましたが、その大要は次のとおりです。

 ① 本日のメイン・コメンテーターは石井・富山県知事にお願いした。最近の明るい話題は北陸新幹線の開通であり、この強力な推進者が歴代の富山県知事だったこともある。新幹線は北陸に大きなインパクトをもたらそうが、富山県は入口だけにそれをどう取り込むのか興味がある。さて、北陸3県は、日本海に面し気象、地形等に難点があるし大きな県でもない、しかし県民の幸せ度は、所得、雇用、衣食住、平均寿命からみても、出生率や3世代同居率、さらに子どもの学力等を見ても相当に高いのではないか。私は、地方創生の一つのモデルになり得ると思っている。本日は石井知事を招いたので、じっくりと話を聞いて欲しい。

 ② 統一地方選の後半戦がスタートしたものの、選挙の統一率が低いうえ、選挙戦は無投票が多く、候補者も過去最少、国民の関心も低く本当に心配だ。とくに、地方議会と地方議員の劣化は全国的に目に余る。地方自治の再生には地方議会の活性化は必須だが、そのためには地方議会のあり方を抜本的に見直すとともに、直接制民主主義との組合せやICTによるシステムの活用等の検討を急ぐ必要がある。

 ③ 地方創生の推進は、今迄よりは本気度は高いようだ。しかし、状況はかってと比べはるかに危機的で、日本全体の人口減が急な一方首都圏に集中、地方に行く程衰退が顕著だ。これを覆すには政権挙げての取組みや覚悟が求められるが、それはあるのか。データ指導の地方版総合戦略やプレミアム商品券・旅行券、ソフト中心の一括交付金等では、地方消滅の大きな潮流に太刀打ちできないだろう。

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