片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.09.15

1005号 平安特委(9月14日)での私の質問

 標記特委の集中審議で質問、その大要は、次のとおりです。

 ① わが党は、安保法制を切れ目のない万全なものにすることには賛成、先日の朝鮮半島での南北対立や北京での中国の大々的な軍事パレードを見ると、その感を深くする。救いは日中韓首脳会談が開かれること、それにどのように臨むのか。

 ② 安保法制の見直しは必要としても、それは現行憲法の枠内で、70年かけて築いた平和国家のイメージを壊さないものでなければならない。国民の理解が得られる範囲で、まずできることだけをやるべきだ。「欲張らない」「急がない」が肝心、残りは今迄通り、外交努力、ODA、経済連携、多元的な交流を推進することだ。

 ③ 野党は反対なら対案を出すべきだ。今回も8法案を提出(うち1本が共同提案)し、現在与党と修正協議を進めている。相互の理解は深まったものの、考え方にはかなりな差がある。わが党案は、合憲と国民の理解、さらに自衛官の安全を念頭に策定、物足りない点もあるが、現制約下では精いっぱいのものだ。

 ア 政府案の「存立危機事態」の新3要件は、抽象的でアイマイで歯どめがない。わが党案の「武力攻撃危機事態」の方が外形基準で判り易く、明快だ。

 イ ホルムズ海峡の機雷掃海は、新3要件のうち2要件に該当しない。遺棄機雷となるまで待って行うのがベターで、それに自衛隊が対応できるようにすべきだ。

 ウ 後方支援、武力行使の一体化については、これまで通りがよい。ことさら弾薬の提供や空中給油、整備まで行うとするから違憲の疑いが出る。

 エ 切れ目のない安保体制はグレイゾーン対策だった筈で、領域警備法案を制定する必要がある。できないのは各省庁の縄張り争いのせいではないか。

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