片山とらのすけ

おおさか維新の会

メールマガジン

一覧はこちら

2015.10.13

1011号 「ズバリ!トラさん」(10月13日)での私のコメント

 「FMくらしき」の標記の番組に出演、私のコメントは大要、次のとおりです。

 ① 第三次安倍改造内閣は7日発足し、閣僚のうち留任は9名、交代は10名で新入閣は9名となった。わが県選出の加藤衆院議員は「一億総活躍担当」等で初入閣を果たした。安倍首相は、今回の改造は内閣の「骨格」はそのままにしたと表明したが、私には主要メンバーのほとんどが残留で「肉付き」も変わっていないように思える。とくにアベノミクスの「新3本の矢」、すなわち「GDP600兆円」「希望出生率1.8」「介護離職ゼロ」は矢なのか的なのかも判らず、いずれも目標の根拠や実現の政策手段等が不明だ。「一億○○」という言葉も戦中戦後に多用されイメージは良くない。当面は国民会議を立ち上げプランをつくるようだが、お手並み拝見だ。

 ② TPPは難航したが大筋合意に達し、世界のGDPの約4割を占める巨大な自由貿易圏が近々に誕生する。経済的なインパクトはもとより、不安定な東アジアに米国のプレゼンスにより間接的な安全保障が確保される効果も大きい。韓国、フィリピンはもとより、中国も将来は加入を考えざるを得ないのではないか。来年の通常国会で国会批准の論議が始まるが、政府はいち早く対策本部を立ち上げた。農業関係者には段階的な関税引き下げや追加輸入枠の設定に懸念も強く、本当にピンチをチャンスに変え、農業を成長産業にできるかどうか、本当の正念場を迎える。

 ③ 国民全員に10月中に12桁のマイナンバーが通知される予定だ。そして、来年1月から施行され、マイナンバーカードも交付される。3年後には預金口座にも連結可能となるし、医療分野での検査、投薬等にも活用できる。国民にも行政にもメリットは大きいものの、問題は個人情報保護の徹底が図られるかどうかだ。

ページトップへ