片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.11.04

1016号 「やっぱり!トラさん」(11月2日)での私のコメント

 「FMおかやま」の標記の番組に出演、私のコメントの大要は次のとおりです。

 ① 普天間基地の移設問題は、政府と沖縄県の全面対決の様相を呈して来た。現知事が前知事がした公有水面埋立て承認を取消し、申し立てによりそれを国交相が一時執行停止、さらにそれを不服として県は総務省の国・地方係争処理委へ審査を申し出、場合によっては法廷闘争への移行が予想されているが、埋立て工事は続行されている。一度「カシなし」と認められた案件が、知事が変われば「カシあり」になるのは如何かと思うし、辺野古への移転は長年の検討に基づく唯一の現実的な選択肢と考えられて来た、某政治家の無責任な発言があるまでは。

 ② しかし、各種選挙で示される沖縄の民意は明確に反対だ。根強い一貫した民意を無視できるのか、工事強行をし続けることが正しいのか。地政学的に絶好のロケーションにあることから日本の基地の74%を引受けさせられ、普天間の危険性除去も結局は県内移転で普天間となった、沖縄県民が「差別の構造」として怒るのも無理はない。埋立て工事を中断、再度謙虚に沖縄県に向かい合い辺野古移設を説得し、沖縄全体の負担軽減につき全体像と工程表を明示すべきだと私は思う。

 ③ 米国は、27日南シナ海の南沙諸島にイージス艦を派遣し、スビ礁の人工島から12海里以内の海域を航行させた。「航行の自由作戦」と称し、今後も数週間から数か月にわたり同じ活動を続けて行く方針と表明した。中国は強く反撥しているものの、対応は抑制的に見える。一方、日本、フィリピン、オーストラリア等は米国の行動を国際法に基づくものだと支持した。一方、米国及び中国の軍部は、偶発的な軍事衝突を回避するよう事務的な対話を進めていると報じられている。

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