片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.12.22

1027号 「やっぱり!トラさん」(12月21日)での私のコメント

 「FMおかやま」の標記の番組に出演、私のコメントは大要、次のとおりです。

 ① 橋下大阪市長は1218日付けで退任し、政治家も引退、一私人に返るとかねてから表明されているが、党の法律政策顧問には就任してもよいとの意向も示されている。是非そうして貰いたいし、私は橋下氏の政治家としての資質をかねてから高く買っているだけに、引退は本当にもったいない極みだと考えて来た。ご本人の前でも、公の場でも、それを言い続けて来たし、今後も変えないつもりだが、橋下氏はこの8年間全力疾走でがんばって来たのだから、少し位なら休んで英気を養い、TVなどメディアで自由に活躍されるのも、やむを得ないのかなとも思っている。

 ② 与党の税制改正大綱が決まった。揉めに揉めた軽減税率は酒類と外食を除く食料品を対象とすることで決着した。そのための財源は4000億円しかなく、1兆円を要するなら残りの6000億円はこれから調達することになる。来夏の参院選のためには連立政権の維持と公明党の協力が必須だとしても、釈然としない空気が自民党内には残った。軽減税率を経験したヨーロッパでは、今はむしろ反省の方が多いと聞くし、10%に対し8%の軽減度では有難味も薄いうえ、逆進性緩和の効果はもともと乏しいと言われて来た。私個人は、消費税の逆進性対策としては給付つき税額控除がベターと考えているが、これには所得把握の正確さが不可欠となる。

 ③ 今回の改正案で、国、地方を合わせて法人実効税率は一年前倒しの29.97%となった。これで米国・カリフォルニア(40.77%)や、フランス(33.33%)は下回り、ドイツ(29.66%)並みとなる。イギリス(20.00%)はさらに低く、アジア各国は軒並みに低い。現在、国際的な引下げ競争になる恐れが指摘され始めた。

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