片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2016.01.21

1035号 「やっぱり!トラさん」(1月18日)での私のコメント

 FMおかやま」の頭書の番組に出演。私のコメントの大要は、次のとおりです。

 ① 国会の進行状況について。本年度補正予算案及び関連法案は120日に採決されるが、補正予算案は給与改定を人勧通りとし、悪名高い低所得高齢者給付金等のバラマキも含まれているので、わが党としては地方交付税法改正案を除く他の案件は反対ということに決めた。わが党は野党ではあるが、政策は是々非々主義で、提案型責任野党をめざしている。18日の予算委では、私も質問するが、まずわが党の立ち位置を述べた後、「身を切る改革」の進め方、消費税の軽減税率や再引き上げ、憲法改正のあり方等について安倍首相以下を糾すつもりだ。

 ② 台湾総統選は116日に投開票され、野党・民進党の蔡英文氏が与党・国民党の朱氏と親民党の宋氏を、大差で破り当選した。蔡氏の得票率は56.12%の圧勝、8年ぶりの政権交代で総統に女性が当選するのは初めて。民進党は同時にあった立法院(定数113、一院制)の選挙でも68議席を得て初めて過半数となった。ただし、投票率は過去最低だった前回(12年)の74.38%を大きく下回る66.27%だ。

 ③ 中国と距離を置く民進党の蔡氏が勝利したことは、今後台湾と経済と安全保障面での連携を強化することにより、非政府間の実務関係ながら、東シナ海の尖閣諸島周辺や南シナ海で高圧的な海洋進出を図る中国への大きな牽制になることは確かだろう。蔡氏は、中国と距離は置きつつも、本人が言うように現状維持政策、独立はしないが中国傾斜もしない政策をとるものと思われる。政府筋は、安倍首相と蔡氏とは「近い関係」と指摘、昨年も蔡氏が訪日した際、首相と非公式会談をしたとみられているし、蔡氏は首相実弟の岸衆院議員の案内で山口県訪問もしている。

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