片山とらのすけ

おおさか維新の会
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2016.03.09

1047号　「ズバリ！トラさん」（3月8日）でのコメント

　「FMくらしき」の標記の番組に出演、私のコメントは大要次のとおりです。

　①　東日本大震災から5年が経った。復興の認識は国と地元とはかなりな温度差がある。道路、港湾、鉄道などのインフラの復旧が進んでいる、農地、漁港等は遅れ、災害公営住宅や復興まちづくりは大遅れのようだ。そして残るのは廃炉、汚染水対策、除染、中間貯蔵施設、被災者の生活再建など難しいものばかりだ。2015年度で集中復興期間は終了、2016年度からの5年間は復興創生期間となる。震災発生から10年間で、合わせて32兆円の復旧復興費が確保されているという。

　②　普天間基地移設問題が新しい展開となった。本質的な解決ではないが、当面地元の熱望だった工事が中断され、政府と県が改めて話し合うことになった点は大変に意味はある。話し合いで解決しなければ司法の判断に従うしかないと思われる。

　③　民主党・維新の党の合流は、事実上は民主党による吸収合併だが党名で新党的にすることを努力中だ。世論調査によると、両党が合流しても期待できないが6割強で、支持率も僅かのアップでしかない。この騒ぎは、所詮民主党を出た人が戻っただけの「看板の掛替え」に過ぎないと国民はきびしく見抜いている。

　④　中国では全人代（全国人民代表大会）が3月5日から16日まで開催される。全人代は憲法の改正や法律の制定、予算案の審議を行うので日本の国会に相当すると言われているが、実体は異なる。全人代メンバーの多くは中国共産党員で、重要事項は党指導部が決定、全人代はその決定事項を追認するだけだ。先日、全人代で李克強首相は、2016年から20年までの年平均成長率目標を6.5%に下げると表明した。悪化の一途を辿る中国経済をどう立直すか、世界中が注目している。

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