片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2016.07.02

1070号 プライムニュース(6月30日)でのコメント

 BSフジの標記の番組に出演、その際のコメントは次のとおりです。

 ① 今回の参院選で最も訴えたいことは、「身を切る改革・徹底行革」だ。大阪でわが党が行った改革は、「増税なし、借金なし」で教育予算等を充実させた。この歳出削減の努力が安倍政権では全く不十分だ。「税と社会保障の一体改革」の三党合意は、消費税の再引上げの2度の延期で事実上破綻した。今後は、安倍首相はアベノミクスによる税収の上振れに、岡田代表は赤字国債に、財源を頼るというがいずれも不十分かつ無責任ではないか。

 ② アベノミクスは、金融政策では息切れしつつもがんばり、財政政策では8%の消費増税が早過ぎてせっかく良くなった景気を腰折れさせ、構造政策ではやるべきことをやらず、いまだ見るべき成果を上げていない。しかし、円安株高をもたらして日本を明るくし、企業収益や雇用を大幅に改善したことは認めてよい。わが党の経済政策を「維新ノミクス」と称するが、これはあらゆる分野における規制改革、徹底した地方分権と、さらには民営化、民間委託を柱とする。消費増税は、デフレ脱却と身を切る改革、徹底行革の実現までは凍結する。

 ③ 憲法改正について、改憲勢力とひとくくりにされるのは納得できない。憲法をよりよくする改正には賛成だし、とくに国民が切実にその打開を願う基本課題について憲法改正をテコにその実現を図ることを主張している。憲法改正の発議権のある国会の、衆参憲法審査会において各党が改正の具体的なテーマを持ち寄り、協議を始めることが必要だ。国論を二分する憲法第9条の改正や緊急事態条項新設には、わが党は現時点では賛成できない。

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