片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2017.02.03

1114号 総務委(1月31日)での私の質問

 「FMおかやま」の標記の番組に出演、コメントは大要次のとおりです。

 ① トランプ新政権の目玉閣僚であるマティス国防長官が来日、安倍首相と3日に、稲田防衛相と4日に会談、その結果日本がほっと安堵したと世界中に報じられた。トランプ氏の発言により心配して来たことが当面はほぼ解消したことによると受取られている。すなわち第一は尖閣諸島等は日米安保条約5条の適用範囲に入ること、第二は北朝鮮の核開発進捗による脅威は共同で対処すること、第三は東・南シナ海における中国の進出には重大な懸念を持っていること、第四は駐留米軍にかかる日本のコスト負担は他国の手本であること等が確認されたからだ。

 ② マティス国防長官については、海兵隊出身の高官で「狂犬」(マッド・ドッグ)の仇名を持つものの軍内外で極めて評価が高く、上院での採決では反対は僅か1票だった。独身でテレビを持たず、蔵書7000冊の読書家、もう一つの仇名が「戦う修道士」とのこと。その最初の公的訪問が日韓両国だったことは、新政権の東アジア重視、日韓との同盟関係重視の姿勢を現すものと素直に受取るべきだろう。

 ③ 一方、トランプ大統領によるイスラム7か国の入国禁止・大統領令は世界中に混乱をまき起こした。3日シアトル連邦地裁は大統領令の一時停止命令を決定、全米に適用された。トランプ氏はこれに激怒、ホワイトハウスは直ちにこの取消しを連邦控訴裁に申立てたが却下された。最終的には、最高裁の判断になろうが訴訟合戦は泥沼化するのではないか。また、トランプ氏の発言は日本に対しても、為替政策や対米貿易黒字など誤解や思い込みによるいわれなき批判も少なくない。同盟国としては、真実を判らせるというトランプ氏への教育が早急に必要だと思われる。

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