片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2018.06.15

1226号 「ズバリ!トラさん」(6月14日)でのコメント

 FM「くらしき」の標記の番組で、大要次のようにコメントしました。

 ① 世界注目の米朝首脳会談は612日シンガポールで開催され、融和ムードを振りまきながら平和裡に終了した。トランプ大統領と金正恩委員長が署名した共同声明には、⑴ 米朝関係の正常化、⑵ 朝鮮半島の平和体制保証、⑶ 朝鮮半島の完全な非核化、⑷ 朝鮮戦争の遺骨返還など4項目が合意されている。しかし、日米韓が求める北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」は言及されず、非核化に向けた具体的なスケジュールや方策も定められなかった。非核化協議のスタートに立った位置付けにとどまるが、この点に批判は集中している。

 ② 日本の強い関心事である拉致問題について、トランプ大統領は金委員長に伝達したとの説明だが、状況がもう一つ不得要領だ。安倍首相は日朝首脳会談での結着をめざしているようだ。また、弾道ミサイル問題も共同声明になかった。トランプ大統領は制裁の継続は言及しつつも、米韓軍事演習の中止や在韓米軍の撤退を示唆することも懸念の材料だ。これでは北制裁包囲網が揺らいでくるのではないか。

 ③ 本年度の骨太方針案が先日の経済財政諮問会議で論議された。615日に閣議決定する予定とのこと。内容の主なものは、財政再建として国と地方のP.B.(プライマリー・バランス)の黒字化目標を5年遅い2025年度にすることを明記する。P.B.の黒字化目標は、最初は2011年度であったが2020年度に変わり、それがさらに2025年度に延びることになった。日本中の人手不足に対応して、新たな在留資格を設け外国人労働者の受け入れを拡大する。さらに、予定通り幼児教育・保育の無償化を進め、高等教育の授業料無償化の対象を拡大することが提案された。

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