片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2017.01.10

1108号 「日曜討論・2017年政治はどう動く」(1月8日)でのコメント

 NHKの頭書の番組にわが党を代表して出演、その大要は次のとおりです。

 ① わが党は臨時国会に101本、議員立法を提出した。健全な第3極として是々非々路線を標榜、また提案型責任政党であることを自負して来た。昨年の参院選で議席が12となり、法案提出権を得たこともある。今後各党に働きかけたい。

 ② 年末、わが党の橋下前代表と松井代表が安倍首相、菅官房長官と会食をしメディアが大きく採り上げた。4氏は旧知の仲良しであるし、前大阪市長と現大阪府知事でもある、政府のトップに親しく陳情し意見交換するのは結構なことだと思う。

 ③ アベノミクスは、それまでわが国を覆っていたデフレと閉塞感を変え、円安・株高により企業収益を上げ雇用を改善した。一方で消費は低迷、地方や中小企業等に恩恵が及ばず、首相が言うように正に「道半ば」だ。物価目標2%も達成できず、消費税10%も2回延期した。私の採点では50点ないし60点というところだ。

 ④ 天皇陛下の生前退位問題については、陛下のお気持ちにできるだけ沿い、急ぐ必要がある。そのため特例法でもやむを得ないが、憲法が定めた皇室典範に根拠を置くとともに、一代限りでないモデル的な特例法とすることがベターだ。

 ⑤ 憲法改正は第一党の自民、野党第一党の民進の両党が具体的な提案をすることが求められる。わが党は唯一、具体的に3項目(地方分権改革、憲法裁判所、教育の無償化)の提案をしている。通常国会で衆参の憲法審査会の審議に期待したい。

 ⑥ 安倍首相は延べ100ヵ国訪問した「空飛ぶ首相」だ。「地球儀俯瞰外交」「価値観外交」は成功している。世界中に顔と名前が知られた数少ない日本の首相だ。ただ日ロ交渉など難しいのは判るが、もう少し言うべきことは言った方がよい。

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