片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2017.04.12

1131号 「ズバリ!トラさん」(4月11日)でのコメント

 「FMくらしき」の標記の番組に出演、私のコメントは大要次のとおりです。

 ① 米国は、6日夜(日本時間7日午前)シリアのアサド政権が反政府勢力に対し化学兵器を使用したと断定し、シリア軍施設に巡航ミサイル59発を発射した。米軍のアサド政権に対する直接攻撃は初めてで、オバマ前大統領が8年間できなかったことをトランプ大統領は就任早々断行したことになる。安倍首相は直ちに米国政府の決意を支持すると表明、トランプ大統領と電話で2回協議した模様だ。また、これが北朝鮮に対する強い牽制となったことは間違いない。ロシアやイラン、北朝鮮等はこの攻撃を非難し、化学兵器使用の客観的調査を求めている。11G7外相会合は、ロシアに対し政治的解決に向けて行動するよう求める共同声明を採択した。

 ② テロ等準備罪法案については、6日に審議入りはできたものの、その後の審議日程が揉め、実質の審議は19日からと大幅に遅れることになった。この案に野党は反対、わが党は修正要求、公明党は消極的、自民党も一枚岩ではなく、連休明けからの会期は長くないので成立は予断を許さない。テロ対策の必要性は判るとしても、組織的犯罪集団の定義が曖昧で犯罪の準備行為の認定も難しいとなれば、どうやって恣意的な捜査や乱用の恐れに歯止めをかけるのか、その辺がポイントとなる。

 ③ 米中首脳会談がフロリダで行われている真最中にシリア攻撃が命令された、耳打ちされた習近平主席は驚いたことと思う。トランプ大統領は習氏に北朝鮮問題で国連制裁の完全履行を促す一方で、中国の協力が得られなければ「米国が独自の行動をとる」と強調したようだ。米国の大幅な対中貿易赤字については「100日計画」を立て削減に取組むことで一致した。中国のこれからの対応が注目される。

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