片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2017.06.09

1150号 天皇退位特例法案特委(6月7日)での質問

 標記における皇室典範特例法案の審議で、大要次のように質問しました。

 ① 今回の法案は、衆・参正副議長のもとに各党・各会派が「立法府の総意」を形成し、それに基づいて政府が作成した異例なもので、わが党の主張もほぼとり入れられた。衆・参正副議長を始め、関係者すべてに敬意と感謝を表したい。

 ② わが国の天皇制は長い歴史の中で「世襲、終身在位、男系男子」として定着、国民も支持しているのでこの基本は存続すべき。一方88日今上天皇の「おことば」によるお気持ちに国民は深く「理解と共感」し、その想いに沿いたいと世論が結集、ご高齢もあり一代限りの特例としてのご退位になったと認識する。天皇にご退位との意向はなく憲法第4条の問題は生じないと思うがどうか。憲法第1条に天皇の地位は「国民の総意に基づく」とある。退位の度に国民の代表である国会の意思を、特例法の形で確認することはむしろ望ましいのではないか。

 ③ 私は、特例法は以降の退位のモデルと「なる」し、「すべき」だと、18日のNHK・「日曜討論」の際から主張して来た。それが、先例という衆・参正副議長のとりまとめや一連の政府答弁の先駆けになったと自負している。今回の特例法の内容は全部先例となると思うが、将来は退位が常態化する事態も予想されるので、今から時間をかけて対応のあり方を検討する必要があると思うがどうか。

 ④ 今後の諸準備には万全を期して欲しいし、スケジュールについてもできるだけ早く国民に覚知して欲しい。退位式は行うのかどうか。特例法の施行日(退位・即位と改元の日)は201911日説と41日説があるが、如何。女性宮家の創設は皇位継承と切り離して議論した方が判り易いし論議が進む。

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