片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2017.10.25

1173号 NHKスペシャル(10月23日)での意見

 標記の徹底討論「政治の行方は、日本の針路は」の私の意見は、次のとおりです。

 ① 今回の衆院総選挙は与党が大勝、当選者も前回とほとんど同数だ。変わったのは野党、二転三転したバタバタの再編劇で判り易くなったもののバラバラ、躍進した立憲民主党以外はわが党も敗退した。とくにわが党のような中道の改革保守は埋没感があった。しかし是々非々、提案路線のわが党の姿勢は堅持して行く。

 ② 憲法改正については衆参・憲法審査会に各党の考え方を早急に持ち寄って具体的な項目にしぼり、国民投票に付すべき。現憲法の最大の欠陥は一度も国民の参画がないことだ。わが党はすでに、「教育の無償化」「地方分権改革」「憲法裁判所の設置」の憲法改正案を公表し、第9条についても国際情勢の変化の中で国民の生命・財産を守る改正案の検討を始めている。第7条による解散権の是非も論議したらよい。ただ、引延ばしのための総論を繰返す一部野党の姿勢は問題にしたい。

 ③ 当面の最大の課題は北朝鮮問題だ。11月早々にトランプ米大統領の訪日もある。北朝鮮には「対話」の途は残しつつも、今後とも圧倒的な「圧力」をかける必要がある。軍事オプションはとらないまでも、厳重な経済制裁と執拗な外交交渉の継続は不可欠。とくに米国が中国に「圧力」をかけ、中国が北朝鮮への制裁を徹底すれば大きな効果が期待できる。対話だけでは何の意味もないことは証明済みだ。

 ④ 2年後の消費税2%引上げは凍結というのがわが党の考えだ。凍結解除には次の4条件が要る、ア 景気の本格的回復、イ 「身を切る改革・徹底行革」の実行、ウ 軽減税率の代替財源の確保、エ 東日本大震災等の復興。教育の無償化の財源はイを主力に、400兆円超の内部留保は賃上げと設備投資に活用されることを望む。

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