片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2018.01.12

1192号 「ズバリ!トラさん」(1月11日)でのコメント

 「FMくらしき」の標記番組で、大要次のとおりコメントしました。

 ① 韓国・康外相は、慰安婦問題について「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した日韓合意について新たな方針を発表した。合意は真の解決にならないとしつつも合意の再交渉は求めないとし、合意に基づき日本政府が拠出した10億円は韓国政府の予算を充て、日本の拠出金の扱いは両国間で協議する考えを表明。再交渉は求めないものの元慰安婦らの「名誉、尊厳の回復と心の傷の癒やしに向けた努力の継続を期待する」と述べ、日本政府に自発的対応を求めた。また、文大統領は年頭の記者会見で、慰安婦問題の日韓合意は慰安婦を置き去りにしたもので誤った対応だとし、日本の自発的な謝罪を求めた。

 ② 当然ながら日本政府は新たな対応方針や年頭会見に強く反撥、「自発的な真の謝罪」には一切応じない方針で、合意の着実な履行を引き続き求めて行く構えだ。河野外相は、「韓国側が日本側にさらなる措置を求めることは全く受け入れられない」と拒否した。北朝鮮の核・ミサイル問題が深刻化する中で元慰安婦と対日外交を両天秤にかけた難しい選択であろうが、文政権への失望感が拡がり、平昌冬季五輪に合わせた首相の訪韓も見送りになる可能性が出て来た。

 ③ 9日、板門店で南北の閣僚級会談が約2年ぶりに行われた。平昌五輪参加問題を中心に話合いが持たれたが、離散家族の再会行事等については北朝鮮側から具体的な返答はなかったようだ。日米は南北対話については静観する姿勢で、とくに米国は五輪・パラリンピック期間中に予定されていた米韓合同軍事演習の延期にも応じたが、圧力路線が分断されることには強く警戒している。

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