片山とらのすけ

おおさか維新の会

メールマガジン

一覧はこちら

2018.03.05

1200号 予算委・基本的質疑(3月2日)での質問(その1)

 標記の質問を32日午後、約1時間行いました。その大要は次のとおりです。

 ① 予算委なので財政問題、財政再建をメインの議論にしたいが、その前に気になることを23点質問する。わが党は先だって自民党に対し、憲法改正における教育無償化は憲法に明記すること、自民党案にある「努力義務」では納得できないことを申し入れた。教育無償化のうち高等教育にかかる部分は膨大な財源を要するうえに、大学及び大学生の質の向上や均等化、統合再編、バウチャー制導入等の多くの課題を克服する要があり、国民合意の下に慎重に進めなければならないことは理解している。しかしその上で、最終的には無償化を国の責務として明記することは必要だ。今後は衆参の憲法審査会で議論を盡くすが、自民党は第1党として発議案をまとめるため各党の意見におおらかで柔軟な対応をして欲しいし、首相は自民党総裁としてこの件で第9条のように個人の見解を出すことも検討して欲しい。

 ② わが国はこれまで国際人権規約の社会権規約13条の2の「中等教育、高等教育における無償教育の漸進的な導入」を留保して来たが、平成249月に撤回した(留保していたのは日本とマダガスカル2か国だけ)。これにより国際的に、無償教育の漸進的な導入の義務を負ったことになるが、具体的には何がどう変わったのか。

 ③ 黒田日銀総裁を再任する理由は何か、次の政府・日銀のアコードを明らかにされたい。黒田氏は物価目標2%を打ち出し、異次元の金融緩和を5年間行ったが達成できなかった、期限も6回も延長している。一方で2%にこだわる必要はない、FRBECB1%で出口戦略に着手したという意見や2%になったら即出口戦略開始となり、諸々の副作用に困るのではないかという意見についてはどうか。

ページトップへ