片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2018.03.05

1202号 NHK・「日曜討論」(3月4日)でのコメント

 標記の「予算案 参院審議スタート」に出演、大要次のとおりコメントしました。

 ① 予算については憲法は衆院の優越を規定、衆院可決後30日経過で自然成立するので参院審議は消化試合と言う向きもあるが、私の感じでは参院審議の方がずっと中味が濃い。また予算委は総括的な委員会なので、森友問題だけにかかり切るのはどうか、決算委や行政監視委等の活用もある。私は現政権の問題点は経済再生優先で財政再建に本気でないことにあると考えるので、それを糾したい。

 ② 人手不足経済のなか、労働の多様化や流動化は不可欠だ。働く人も働かせる人もハッピーで、労働生産性が上がる「働き方改革」を皆で模索すべきで、いたずらに労使対立を煽ることは慎むべきだ。裁量労働制は今後主流になり得ると私は思ったが、厚労省の調査やデータの杜撰さ、不備で一挙に制度自体のイメージが悪化したのは遺憾だ。さらに、関連法案8本を一本化し提出するのは乱暴過ぎないか。

 ③ 憲法改正について、「いじるな」「論議するな」という風潮を私は嘆かわしく思う。わが国の不幸は明治憲法も現憲法も、国民の参画を一度も得ずに策定されたことだ。早急に改正案を発議、国民の判断を仰ぐ努力をすべきだろう。わが党はいち早く憲法改正3項目を決めた。9条については首相の提案もあり現在真摯に検討中だ。「教育無償化」については「努力義務」ではなく憲法に明記すべきだ。

 ④ 参院選挙区の合区解消案が自民党から出た。都道府県の歴史的な重みを考えるとき、気持ちはよく判るものの、憲法のいう「全国民の代表」としての位置付け、一票の「法の下の平等」の要請を超えることはできないのではないか。わが党はかって、ブロック別の大選挙区制の個人名投票か比例投票を提案した経緯がある。

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