片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2016.12.08

1100号 党首討論(12月7日)での私の意見

 今国会初めての党首討論に出て、大要次のような意見を述べました。

 ① 第一はTPPについて。わが党は一貫してTPPに賛成して来たし、トランプ氏が米国の離脱を表明してもTPPの発効をめざすため加盟国に働きかけ米国に翻意を促すという総理の方針を支持する。評論、批判、泣き言だけでは何も生まれない。そこで、TPP発効への見通しと決意をお聞きしたい。かりに米国が応じない場合、方向転換など2段、3段の戦略をお持ちなら、それもお伺いする。

 ② 第二は日ロ交渉について。ペルー・リマでの両首脳会談後、プーチン大統領は北方領土の「共同経済活動」に言及、総理提唱の「経済協力プラン」は北方領土以外と私は受け取っていたが、これではスレ違いにならないか。世論調査でみると、国民はこの領土問題に冷静と言うか冷めている感がある。解決に向かわない、期待できないが78割、経済協力は評価するものの強化しなくてもが5割超、2島など一部の返還でもやむを得ないが56割だ。15日の山口・長門会談は「ゴールでなくてスタート」で十分と思う。国民の意向を見ながら息長く取り組んで行くべきだ。

 ③ 第三は、IR法案について。IRはカジノ解禁を含むことから、賛否両論が賑やかで反対も多い。しかし、この法案は議員立法で、いわゆるプログラム法案だ。総論だけの予告編で、具体的な内容のある本体は一年をメドに政府が策定する実施法だ。政府に国民の安心を得るため、次の措置を注文したい。ア 住民の総意なら地方自治体の意向を最大限尊重すること、イ この機会にギャンブルはもとよりアルコール、薬物などの依存症を根絶する5か年計画を策定し実行すること、ウ 世界で最も厳しい営業や管理のカジノ規制で反社会的勢力の関与を排除すること。

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