片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2017.06.19

1153号 「やっぱり!トラさん」(6月19日)でのコメント

 「FMおかやま」の標記の番組で、大要次のようにコメントしました。

 ① テロ等準備罪新設法が14日の徹夜の審議の後、15日午前745分、参院本会議で成立した。与党は、法案成立のため法務委での採決を省略して、本会議で中間報告を求め、直ちに採決を行うという奇策を選択した。国会法に規定があるので違法ではないものの、通常は委員会審議と国会全体の動向が齟齬する場合等に調整するために使われる方式だ。私が参院自民党国対委員長時代の平成11年の通常国会末に行ったが、当時の委員長は野党で審議が中断されたままだったことが理由だ。今回の中間報告方式の採用はいささか乱暴なので、わが党は反対した。

 ② ただし、法案についてはわが党は賛成だ。参院で賛成165対反対70の大差で成立したことは慶賀したい。他の野党4党のいたずらに国民の不安を煽る言い方や委員会審議を妨害し拒否するやり方には納得できない。法案に反対なら、わが国ではもうこれ以上のテロ対策は不要であることや、組織犯罪防止の国際連携はなくて良いことを立証すべきだろう。対案を出さず、廃案一本槍なのはフェアでない。テロ対策を万全にし、オリパラ等を成功させるのは目下の急務ではないか。

 ③ わが党は、衆院審議の段階で与党とこの法案の修正協議を行い、合意した。その結果テロ等準備罪の捜査においては被疑者取調べが重要で、それには可視化(録音・録画)が不可欠なので、可視化推進のため関連規定を本則、付則に置き、付帯決議にも盛込んだ。その他、付則にGPS捜査に関する検討規定を創設し、対象犯罪が親告罪であるものは親告罪とすることを本則に明記した。もともとテロ対策の必要性は十分に認識しているので、法案には当然に賛成した次第だ。

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